異次元地球プロジェクト:息をのむような自然現象を捉えたアメージングな写真

  

 ドイツ人写真家マーティン・リーツ(50)は、10年以上にわたり、地球を40周、50ヶ国以上を訪れ、地球なのに地球とは思えないような驚愕の光景を撮り続けている。

炎をを噴きあげる噴火口、神々しいオーロラ、天上を覆い尽くす星の海を追い求めるリーツは、完璧なショットのためなら、雷鳴とどろく嵐の中、煮えたぎる溶岩近くにまで果敢に突っ込んでいく。

 本業はエンジニアだが、その仕事の合間をぬって、命がけでこうした摩訶不思議な自然現象をとらえているのだ。

 リーツは自分のこの「異次元地球」プロジェクトを、絶えず変化している地質学にたとえた。極限状態における生命、めったに起こらない中でとらえられた自然の驚異は、「災難の美」や「未知の美」とも言える。

 長年の感触や経験を積んで写真を撮りため、このプロジェクト全体に機会と指針を与える時がきたと思った。写真のほとんどは、なかなか入り込めない、不思議で、生き物などいないような異次元的な場所で撮ったものなので、方向づけは簡単なように思えたという。


ニュージーランド北島のウィアトモ・グロウワーム洞窟

 
 この世のものとは思えない美しいブルーとグリーンの光がきらめいている。

 タンザニア、オルドイニョ・レンガイ火山

 

  タンザニア、アルーシャ地方にあるグレゴリー断層のオルドイニョ・レンガイ火山。ナトロカーボナタイトの煮えたぎった溶岩が大量に流れている。


撮影中に溶岩で火傷したり、有毒ガスを吸い込んで意識を失ったりと命がけの撮影を続けてきたというリーツ、特に、有毒ガスに巻かれて、煮えたぎる溶岩の灼熱を感じ、飛行機が離陸するのよりも大きな音を耳にしたときのことを一生忘れない、とリーツは語る。

 衝撃波や地面が揺れるのを体に感じることもあるという。単なる観光客と経験を長く積んだ観察者には大きな違いがある。経験者は近づいても安全なときと、できるだけ遠く離れなくては命が危いときの違いを知っているはずだ、という。

インドネシア、スマトラ島のシナブン火山

  

 噴火ですべてが荒廃した場所に生えているたった一本のバナナの葉。灰にまみれた風景の中でなんとも対照的だ。
エチオピアのダナキル砂漠

  

 目も覚めるようなグリーンの水をたたえたダロル湖温泉地区。
シチリア島エトナ山から吹き上がる炎。

 
 北極での皆既日食

 
スヴァールベル島、ロングイェールビー近くのアドベンダランで撮影。

 コンゴ民主共和国、ニーラゴンゴ火山頂上ゴマ付近

 
 カボヴェルテのフォゴ火山
  
 荒れ狂う溶岩が流れるカボヴェルデのフォゴ火山。リーツはこうした火山撮影の際に溶岩で火傷を負った経験もある。
コンゴ民主共和国、ニーラゴンゴ火山頂上の溶岩湖

 
 アイスランド、スカフタフェトル国立公園

 
 日本、鹿児島県桜島 


 


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